昔はブラック企業なんて言葉もなかったし、配達業界は肉体的にしんどい思いをするけど給料が良かったという声も以前働いていた人からは聞いたりします。
しかし近年、宅配業者で働く人がお客様の荷物を叩きつける様子や荷物を放り投げたり蹴ったりする映像がYouTubeでアップされて問題になっています。
僕も動画を見てかなり驚きましたが、現場で働く従業員の過酷な労働環境を考えるとどうにかならないものかと思ってしまいます。
インターネットを使った通販が今では当たり前になってきているので、一日の流通量もかなり多く、さらに消費者が増えたことによって現場の配達員の仕事量は増加する一方。
ただ仕事が増えたからと言って、配達員を増やそうと会社が雇用を呼び掛けても仕事がきついので、配達員が入っては辞めての繰り返しになっているのが一番の問題として頭を悩ませているのが現実です。
同じ業界で働いている人は特に共感しているのではないでしょうか?
Amazonによって鬼畜過ぎる労働環境が生れてしまった・・・
みなさんも大好きなネット通販ですが、Amazonは特に便利ですよね!
僕も何かすぐに欲しいと思った時にはスマホでAmazonをよく利用させていただいています。
ネットで欲しいものがあればすぐに注文して決済もスマホ一台あれば簡単にできてしまいます。注文したら明日には届くというこんな便利なものは使わない手はないですからね。
しかしそれを使う側にとっては、とても便利なのですが購入された商品を配達する人にとっては「もうやめてくれ!!」っていうのが本音です。笑
実際に時間指定での再配達依頼や「昼は仕事があるから夕方以降に配達を希望する」などの時間帯指定といったサービスを要求されるためスムーズに配達作業が進むわけではありません。
さらにバーコードがついた追跡サービスも付いているので、消費者としては自分の購入した商品が今どこにあるのかがスマホやパソコンで簡単に見れてしまうので、到着を待ち望んでいる人が「配達中となっているけど、何時に配達されますか?」といった電話が毎日のように配達業者にかかってきます。
すぐに持ってきてほしいと言われれば、それになるべく応えないといけないのがサービスではあるので、どんどんと日々の仕事から空いた時間というものが奪われていきます。
これによって常に配達員は時間に縛られ、毎日のようにお昼の休憩がほぼなくなってしまいます。
もっと言えば、配達する日時も即日配達になっているため必ずその日に配達しなければいけません。下手に配達日時を一日ずらしてしまうと、お客様の信頼が下がる事も考えられますので、そうならない為に現場で働く配達員の勤務時間をさらに増やして完全配達を目指しているのです。
勤務時間を増やす事によって長時間勤務が当たり前となってさらにはサービス残業も増えていく一方となっています。
こんな過酷な勤務をしいられる宅配業界でずっと働きたいと思う若者は年々減少傾向にあり、またこれが原因で宅配業界のブラック化が進んでいってしまっているのです。
配達物を受け取る側も新たな時代へ
配達物を配る側も今後に向けて変化していかなければいけないですし、受け取る側も新たな方法で受け取る時代へと向かっています。
宅配業者の問題点でもある再配達ですが、それを解決するためのアプリも開発されました。
それが“再配達問題解決アプリ「ウケトル」”です。
これを導入した店舗で購入された方は、在宅か不在かを電話のプッシュボタンで家に近づいてきているドライバーに知らせる事ができ、不在の場合は電話機から再配達の日時を指定する事ができます。
これによって配達員の業務の効率化や受け取る側の手間もかからなくなっていきます。
今後はこういったサービスがどんどんと増えていって配達する側のストレスも軽減させてあげる事で質の高い配達業務が行われるといいですね。
宅配業界の今後について
今後の宅配業界の取り組みとしては荷物を地域へと運んでいるトラックの積載率の低下によって、それを改善する為に1台で10トントラックの荷台を二つ合わせた連結トラック(ダブルトラック)の実験運行が開始されるなど、いろいろと改善策が取り組まれています。
さらにはヤマト運輸が佐川急便や日本通運、西濃運輸などと共同輸送を検討していて、先頭のトラック部分は各社が分担する事により配送の効率化を目指しています。
これが本格的に実施されれば人件費などの削減にもつながっていきますし、課題である運転手が減少してきているといったドライバー不足の問題の解決にも近づいていきます。
近年では人工知能(AI)の技術の進化によって自動運転車の開発も進んでおり、これが宅配業界にも導入されればさらに効率化が図れます。しかし、経済産業省の目標としては2030年代を目途に完全自動運転は予定されているのでまだまだ先の話にはなりますね。
またドローンを使った配送も実験段階ではありますが行われており、今後ますます新しい技術を使った配送に期待が持てますし、人工知能を使って宅配業界の円滑化が進むことを期待したいですね。
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